サンドボックス、、、どうやって遊んだり、お金を稼いだりするゲームなの?
結論から言うと、サンドボックスの世界内でNFTの売り買いをしたり、商売をすることによってお金を稼ぐことができる、って感じだよ。
NFTの売り買い?商売を始める??どういうこと?
サンドボックスの正式なリリース日は未定で、2022年の後半の予定なんだけど、ここでは今見えている範囲でサンドボックスの遊び方やお金の稼ぎ方のことを説明してみるね。
それと、このサンドボックスはPCがあればVRゴーグルがなくても遊ぶことができるんだよ!
サンドボックスには、2022年7月時点でアディダス、GUCCI、エイベックス、渋谷109,ウォーキングデッド、スクウェア・エニックス、TIME誌、また韓国6位の預金残高を誇るハナ銀行など各業界から超大手企業が続々と参入しているメタバースの注目株です。
この記事では、実際にサンドボックスがどのような遊び方ができて、どのようにお金を稼ぐことができるものなのかを考えていきたいと思います。
【メタバース】THE SAND BOXの遊び方は?どう稼ぐの?
はじめに書いたように、この「サンドボックス」には、まだ正式サービスのリリース前ながら超大手の企業が続々と参入を果たしています。
サービス開始前ながら200万人の登録ユーザーがいて、参入企業も160社を超えている。どれだけの注目と期待を受けたプロジェクトかはこの事実だけで説明は十分じゃないかと思うのです。
このサンドボックスでは仮想通貨の「SAND」を使ってお金のやりとりをすることがメインになると思われます。仮想通貨を使って遊ぶゲームだからこそ、現実の経済活動とリンクさせることがかんたんにできてしまうわけですよね。
この記事では下の4項目に分けてサンドボックスのあらましをまとめました。
- 企業や他のユーザーが作った世界で遊ぶ
- ゲーム内のアイテムやキャラを得たり、作って販売する
- ゲーム内の世界「LAND」オーナーになる
- ゲームの世界を作るクリエイターになる
ひとつずつ見てみましょ。
企業や他のユーザーが作った世界で遊ぶ
この一つ目が遊ぶ側からしたら一番なじみがあるものだと思います。
もう単純にそのままです。そのままなんですが、サンドボックスは参入企業が多い分その遊び方の幅がとにかく広いわけで、人が集まる分経済活動ができてしまうのではないかと思うのです。
ちなみに、サンドボックスにはゲーム内全体で16万6464個の世界、「LAND」があり、それぞれの企業はそれをひとつだったり複数個所有してそこに独自の世界を築いている形になります。
この世界に関しては、その企業などによって入場料のようなものが発生するものとしないものがあると考えています。
入場料を取らなくてもその世界内のサービスや広告料で利益が見込めるものは多々発生してくるはずですので、入場料があるものもあると考えておけば間違いはないのかと考えています。
いくつか例を見てみましょう。
街、集会所など
TIME誌が建設中のニューヨークのタイムズスクエアについて考えてみます。
入場料がどうなるかはわかりませんが、タイムズスクエアでカウントダウンイベントをするニュース映像を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にそうした時期ごとのイベントは開催されると思いますし、世界中のユーザーが集う集会所にもなりえるわけです。
たとえばこの世界内にオフィスを構えて時間単位の使用料をとって会議の場としたり。
同じくサンドボックス内の香港メガシティでは博物館、学生向けのバーチャル教室なんていうものもあるそうです。
集会所を考えてもなんらかの企業の告知イベントが開催される可能性もありますし、流しのギタリストなんかも出てきそうですよね。
、、、というかぼくは理由がなくても行ってみたいですし笑
また、街中のたくさんの人が目立つ場所には広告が貼られることになるでしょうし、自身の売りたいNFTを宣伝するいい場所にもなるわけです。
人が集まるところにはお金が集まるいい例ではないでしょうか?
個人的にはこうした場所に行けば英語ネイティブと話ができるいい機会にもなると思うんですよね・・・。
NFT美術館
NFTアートの美術館です。
美術館を訪問していろんなNFTアート作品を鑑賞するのはもちろん、美術館にお金を払って自分の作品を展示してもらって宣伝の場としたり。
急速に伸びつつあるNFT市場ですが、近い将来OPEN SEAのようなマーケットも出てきそうですよね。
人が集まる場所には広告を貼る価値が出てくるわけですし、あるいはNFTアートに詳しい方がスタッフとして働く場になるのかもしれませんよね。
ショッピング
渋谷109が参入している以上、サンドボックス内で通販サイトのようにショッピングのできる仕組みをつくっていくのではないかと考えています。
また、ADIDASやGUCCIも自社製品をこうした場で売る可能性が高いのですよね。
物理法則を無視した遊園地
テーマパーク系のアトラクションはすでにたくさんのものが出てきています。
ただ、これって現実と同じような乗り物を遊ぶだけならばそこまで魅力はないのかもですが、、、
ジェットコースターひとつにしても、現実の物理法則を無視したVRアトラクションが作れるわけなんですよね。
レールを外れて空を飛ぶ、宇宙空間や地下世界だけでなくて、街中を走るジェットコースターなど、、、可能性はいくらでもあるわけですよね。
ゲーム
動画は米人気ドラマ、ウォーキングデッドです。見た目はとてもポップですが、ゾンビと戦い、ほかのユーザーと協力して食料を調達し、街を守り、、、なんて聞くとぼくには面白そうに思えます笑
ゲーム内でなんらかの形で手に入れた食料品を売ったりするのかもしれませんし。
無課金でも遊べるし課金しても遊べるなんてのはどこのアプリゲームでも同じ仕組みですが、それをユーザー間で売買ができる仕組みが可能だっていうところがメタバースのすごいところですよね。
スクウェア・エニックスなんかにしてもサンドボックスでの収益が上がればゆくゆくはメタバースの世界に本格進出してくるのだと思います。
普通のゲームとやりこめばお金が稼げるゲームの両方が普及しているのなら、お金稼げた方が人気が出そうな気もしますが・・・?
そして、ここから先がサンドボックスの真骨頂になります。
ゲーム内のアイテムやキャラを作って販売する
サンドボックスでは、サンドボックス内のキャラやアイテムを作ることのできる「VOXEDIT」というアプリを公式HPで無料ダウンロードすることができます。
このVOXEDITで作ったNFTキャラやアイテムですが、これをサンドボックス内のマーケットプレースなどで売ることができるんです。
公式HP上のマーケットプレースへの出品はサンドボックス運営の認める基準に合格する必要がありますが、実際に販売されているNFTはこんなかんじです。
通貨単位はSANDですが、下に参考価格として米ドル表記がされています。このページで行けば安いキャラは17ドル強で50個販売のうち26個が販売済。
高いキャラは1223ドルで50個販売のうち50個販売のうち5個が売れているということですよね・・・。
なぜこうしたNFTがこんな価格で売れ続けるのか?答えはもう一つのゲームメーカーにあるのだと思っています。
ゲームの世界を作るクリエイターになる
この文のはじめにも書いたように、サンドボックスにはほんとうにたくさんの企業が参入して、独自の世界をつくっているわけです。
このサンドボックスはそういう企業だけじゃなくて、16万6464個あるゲーム内の世界「LAND」にユーザーである自分たちが自分たちの世界をつくることができるんです。
そうしたゲームを作る側の企業やユーザーもいるからこそ、さっき書いたNFTキャラやアイテムが売れる道筋があるわけです。
とはいえ、ゲームメーカーまでは敷居が高いことは事実ですが笑
ゲーム内の世界「LAND」オーナーになる
上に書いたように、サンドボックスには16万6464個のゲーム内の世界、「LAND」があります。
これはすでに一般販売が開始されています。
7月現在のLAND価格は20万円~1500万円程度
LANDの販売は、仮想通貨イーサリアム(ETH)で行われているのですが、7月記事執筆時点のLANDの最安値は1.33ETH、日本円で20万円弱というところですが・・・
高いものだと1500万円程度で販売がされています。(ちなみに、たまたま売れたらラッキー、くらいでもっととんでもない価格を付けて販売しているユーザーもたくさんいます)
大手企業などの保有するLANDの近くなどでは、将来大手企業が買い増しする可能性などがあることから高値で取引される傾向があるんですね。
過去には、アメリカのミュージシャン、スヌープドッグが所有するLANDに隣接したLANDが5000万円程度の価格で取引されたこともあります。
もう完全にリアル不動産と変わらない感覚で取引されてしまっているわけです。ですのでこの分野には投資家も多く存在しており、価格も一時は最安値が50万円前後であったものが仮想通貨市場全体の下落も相まっていまはここまで下がっている。
LANDオーナーになってどうするの?
このLANDですが、オーナーになってどうするんだって話をしますと、、、
- 自分が世界を作ってオーナー兼運営となる
- ゲームを始めたい、なんらかの事業を始めたい方にレンタルしてレンタル料収入を得る
- 価格の高騰後に販売するための投資狙い
のようなことができるわけです。もう完全にリアル不動産と何も違わないレベルでお金のやりとりがなされるわけですよね。
リスクのはなし
ライトユーザーのリスク
ただし、サンドボックスに限らずメタバースやWEB3の世界については、なにかあったときはすべてが自己責任だと考えた方がいいと思っています。
まずお金を稼ぐことを考えていないライトユーザーについても、ちょっとしたリスクはあると考えてまして・・・
- ユーザーは世界中にいるので言語が日本語だけじゃない
- 詐欺行為などを取り締まる法律が存在しない
- 管理者がいないためトラブル発生時には自分ですべて対応する必要がある
ということは頭に入れておく必要はあると思っています。
具体的に言えば、悪質なオーナーの経営するLANDでお金を払うボタンを押したら、法外な価格を請求されることや、
ゲーム内で出会った別のユーザーからウォレットの暗号を聞き出され、自身の仮想通貨を奪われる
なんてことは今後必ず起きてくると思いますし、現状それを取り締まる法律はありません。そもそもどの国の法律を適用するんだって話ですから・・・。
結局のところ、人が集まるところには必ず詐欺師もいることは世界どこにいても同じことなんだと思っています。
結局のところ現実も同じですがうまい話で人を釣ろうとする人は怪しいですしぼったくりバーのような店舗はどこにでもありえることだってことは頭に入れておいたほうがいいのじゃないかとは思います。
お金のやりとりまで考えているヘビーユーザーのリスク
つぎに、お金のやりとりをしようとするならもちろんリスクはもっと増えると思っています。
上の3つはライトユーザーのリスクと同じものですが・・・
- ユーザーは世界中にいるので言語が日本語だけじゃない
- 詐欺行為などを取り締まる法律が存在しない
- 管理者がいないためトラブル発生時には自分ですべて対応する必要がある
- 売買、賃貸、広告、雇用などのもろもろの契約に関する統一ルールがない
- 物価について相場そのものが手探り状態
- 今後の需要がどこまで伸びるか未知数
- 仮想通貨市場そのものの値動きが激しい
たとえばLANDのレンタルひとつをとったって、ユーザー間での直接のやりとりなわけです。
賃貸料の支払い契約をどうするのかなんて話はあるわけですし、賃貸料不払いになった場合に苦情を言うカスタマーサポートもないし、法的な強制力もないわけですよね。
ある程度の部分はゲームの仕様そのもので回避できるようにする部分もあるでしょうが、それでも仕組みの隙をついた詐欺行為は今後必ず出てくるのだと思っています。
なにより値動きの激しい仮想通貨の話ですから、下落のリスクは株なんかよりもはるかに高い。
管理者がいない自由なWEB3の怖いところがもっとも出る部分だなあなんて考えたりもしますね・・・。
シーズン3とおわりの話
メタバース上でなんでもできる!とニュースで見ても正直ぼくはピンときませんでしたが、こうして具体例が出てくるとイメージはつかみやすいのではないでしょうか。
メタバースの世界で遊んだり仕事をしたり、お金を稼いだり。サンドボックスの世界でそんなことが可能になってきているんですよね。
また、7月3日に運営から発表があり、リリース前のアルファ版シーズン3がじきに開始される予定だとのことです。
サンドボックスの世界にいち早く触れてみるチャンスだったりもします。
Season 3 近日公開 pic.twitter.com/OFhFxbWqB7
— 【公式】The Sandbox (ザ・サンドボックス) (@TheSandboxJP) July 2, 2022
最後になりますが、こうした経済活動なんかが可能なのは「人が集まっているから」です。どれだけいいサービスをしたって人が集まらないところに需要は生まれない。
このサンドボックスはサービス開始前でこれだけ人も企業も集まってきているからそこに企業もテコ入れをして、さらにどんどん人が集まってきている、、、というのが今の現状です。
もちろん人が集まる新しいサービスなのでリスクはつきものです。
だからリスクも知ったうえで、シーズン3のような体験版や大手企業のLANDなどである程度体験をしてみて投資をするかどうか判断したらいいのかもしれませんよね。
見てきたように、サンドボックスの経済の仕組みはいわゆるGAME-FIの多くに見られる、ユーザーが支払ったお金をいったん運営が引き上げてユーザーに還元する仕組みではなく、ユーザー同士のお金のやりとりを前提とした経済の仕組みになっています。
このサンドボックスの行く末がどうなるかはメタバース全体の今後がどうなるかの試金石になるのかもしれませんね。
ちなみにこのサンドボックスの基軸通貨の「SAND」は、国内の取引所ではコインチェックだけが円から直接の換金が可能です。
SANDだけを買ってゲーム開始後の上昇を狙いながらゲームの行方を見守っている方も多くいるのではないかとも思っていますよ。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。別の記事も読んでいただけたらうれしいです。
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