メタバースって一時期いろいろ騒いだけどなにがすごいのかよくわからないんだよなあ・・・。
ぼくもそうだったんだ。「なんでもできるからすごい」だなんて言われても実際どんなものなのか見えてきづらかったんだよねえ。
だけど、ぼくはサンドボックスっていうプロジェクトを知ってからメタバースがどんなものなのかイメージができるようになったんだ。
サンドボックス?どんなものなの?
サンドボックスは参入企業がとても多いので画像を見ているだけである程度雰囲気と熱量がわかってもらえると思うんだ。この記事では参入企業でぼくが面白そうだと思っているものや有名どころを画像や動画も含めてまとめて紹介していくよ。
参入企業だけでボリュームがすごいのでゲームの紹介はまた別記事でするね。
THE SAND BOX(サンドボックス)の参入企業まとめ【メタバース】
サンドボックスのあらまし
THE SAND BOX(サンドボックス)は、香港企業が手掛けるメタバースのプロジェクトです。
マインクラフトのような世界の中で、独自の仮想通貨「SAND」を使ってNFTアイテムの売買をするなどして経済活動を行ったり、ゲームでただ遊んだり、みんなでイベントに集まったり、創作活動に打ち込んだり、、、。
とはいえそれだけ聞いてもイメージしづらいと思うのですが、、、
このサンドボックスの開始時期は今年の後半とアナウンスされており、まだ正式なサービスは開始されていません。
それにもかかわらず、エイベックス、渋谷109、スクウェア・エニックスなどを含む参入企業はのべ165社とのことで、そこからも増えているところです。
また、すでに参加ユーザー数は2022年3月の体験版の時点で200万人を突破しています。
また、メタバースというとVRゴーグルないとダメなんでしょ?と思われがちですが、サンドボックスはVRゴーグルなしでも遊ぶことができますよ。
もちろんVRゴーグルがあった方が楽しめることは間違いないでしょうが・・・。
ちなみにぼく自身はゲームもそうだし、投資で考えても仮想通貨SANDは伸びるんじゃないかなんてことを考えていたりします。
この記事ではサンドボックスに参入を表明している企業のうち、業界ごとの代表的なものや有名企業、それにぼくが面白いと思ったものなどをまとめて紹介してみようと思います。
なお、サンドボックスのゲーム内空間は全部で16万6464個の「LAND」といわれる独自の仮想空間に区画分けされており、誰でも購入することが可能です。
ここで紹介する企業の世界とは、その企業が所有しているLAND内で運営されるサービスのことを言いますよ。
- サンドボックスは香港企業が手掛けるメタバースのひとつ
- サンドボックスのサービスの本格開始は2022年後半
- サンドボックス内で用いる通貨は仮想通貨「SAND」
- サンドボックスの世界には16万を超える区分けされた仮想空間「LAND」がある
- 参入企業の多くは独自のLANDを購入して、そこで独自のサービスを行う
※なお、NFTはブロックチェーン技術を使った持ち主の証明ができる電子データのことです、、、なんだそれ?って方はこちらの記事も参考にしてみてください。→「【超初心者向け】WEB3の中核技術ブロックチェーンとは?」
世界の都市
ニューヨーク・タイムズスクエア(TIME誌)
2022年6月21日、アメリカのTIME誌がサンドボックスに参入してNYのタイムズスクエアを開発することが発表されました。
TIME誌がサンドボックスのLANDを購入して、そこで仮想空間のタイムズスクエアを作って運営していこう、、、ということです。
なお、運営方針については「会議やアート、ビジネスの中心地となれるように」といった言い回しが使われていますよ。
まだ記事執筆時点ではそれ以上の情報はありませんが、アートだなんていったら、、、仮にMOMAなんかが参入するとしたらすごいことですよね。なんとかTIME誌が引っ張ってこれませんかね・・・笑
なおTIME誌が毎年発表している「最も影響力のある企業100選」ですが、2022年にはサンドボックスも選出されています。
タイムズスクエアの開発を行っている子会社のTIMEPiecesの公式HPはこちらです。
渋谷109
渋谷109がメタバースに進出を決めた!なんてニュースを2022年3月に見た方もいるかもしれません。
これ、サンドボックスの話なんです。まだ詳細はわかりませんが公式HPを見ているとNFTの販売や今後イベントの開催なんかを考えているようですね。
たとえばハロウィーンや年始のカウントダウンなんてのはわかりやすいところですが・・・?
渋谷109エンタテイメントの公式記事はこちら。
また、ニューヨーク、渋谷のほかに開発企業の地元、香港においてはメガシティ構想というものがあり、そこだけで数十以上の企業が参入をしており街を形成しています。メガシティについてはこの記事の最後で紹介しますね。
エンタメ業界
エイベックステクノロジーズ
2022年3月にエイベックステクノロジーはサンドボックスへの参入を発表しており、2022年度中をめどにテーマパーク「エイベックスランド(仮称)」の建設を予定しています。
画像に出ているのは浜崎あゆみ、モンドグロッソの大沢伸一、AmPm、それに懐かしのピコ太郎のNFTです笑 NFTは発売から1時間で完売したみたいですね。
エイベックステクノロジーの公式記事はこちらです。
ウォーキングデッド
2010年の開始以降とても高い人気を誇るアメリカのTVドラマ「ウォーキングデッド」もサンドボックスに参入しており、ゲームを開発しています。
リック・グライムズ、ミショーンといった『ウォーキング・デッド』の登場人物がゲーム内でも登場します。
ゾンビの迫る世界で生き抜くために人間同士が協力し、食料を調達し、設備を築きながらミッションをこなしていく、、、というようなゲーム内容になるみたいですよ。
映像は怖くないのでとっつきやすそうです。
ウォーキングデッドのサンドボックスゲーム公式HPはこちらです。
LIONSGATE
つぎは「ラ・ラ・ランド」「SAW」、「エクスペンダブルズ」、「アルファアンドオメガ」などで知られるアメリカに本拠地を置く大手映画製作会社ライオンズゲートです。
この動画で紹介されている「HELL BOY」だけではなくて、「ランボー」、「エクスペンダブルズ」といった映画の世界をサンドボックスのLAND内で体験できる「アクションシティ」というものを開発しているとのことですよ。
大手の映画製作会社がメタバースに進出するのははじめてですが、こうした流れがもし続くなら夢がありますよね。
LIONSGATEのサイト内ではサンドボックス記事を見つけることができませんでした・・・。ぼくが探せなかっただけかもしれませんが。
提携に関するサンドボックスの親会社アニモカブランズの記事はこちらです。
CUBEエンターテインメント
CUBEエンターテインメントは韓国で5指に入る大手芸能プロダクションです。
LIGHTSUMやPENTAGON、CLC、JO KWON、BTOBといったアーティストが所属しているようですが、、、ごめんなさいぼくはまったくわかりません笑
サンドボックスではK-POPに代表される韓国の文化を体験できるようなLANDの運営を目指しているようですよ。
また、サンドボックスの親会社であるアニモカブランドとCUBEエンターテイメントは合同で「ANICUBE」というWEB3関連企業を立ち上げており、そこでK-POPアイドルの動画NFTなどを販売するようですね。そちらの動きもサンドボックスに関連があるのかもしれません。
提携に関するサンドボックスの親会社アニモカブランズの記事はこちらです。
アパレルブランド等
ADIDAS
Hey @adidasoriginals, impossible is nothing in the Metaverse. What if we invite all of the original thinkers and do-ers to design our future together?https://t.co/xQrfAWHBky pic.twitter.com/fTCaqf6fho
— The Sandbox (@TheSandboxGame) November 22, 2021
はい、アディダスです。アディダスはサンドボックス内にアディバース(ADIVERSE)という空間を設営するとのことです。
詳細はまだ不明ですが、サンドボックスの公式HPには、『adidas OriginalsはThe Sandoboxのメタバースに飛び込み、初の没入型・常時接続型のバーチャル体験を提供する』といった説明が書かれています。
アディダスはNFTアーティストのBored Ape Yacht Club(BAYC)やPUNKS comicsとコラボしたNFT作品を発表するなどもしています。このあたりのNFTショップのようなものもアディバースには含まれるのでしょうか・・・?
Today we leap Into The Metaverse with @BoredApeYC, @gmoneyNFT & @punkscomic.
— adidas Originals (@adidasoriginals) December 2, 2021
It’s time to enter a world of limitless possibilities.https://t.co/LmgtrRn20c pic.twitter.com/40kU8tayrS
コインデスクジャパンのこの記事によるとこの発表の後、仮想通貨SANDは25%値上がりしたそうですね・・・。
GUCCI(グッチ)
Crafting the future, pixel by pixel. Vault is building its own virtual world on @TheSandboxGame. Discover more https://t.co/wEUMFPiNsg #GucciVault pic.twitter.com/GVW1mpyJQC
— gucci (@gucci) February 9, 2022
GUCCIです。
まだ詳細は明かされていませんが、『GUCCIは”グッチヴォールト”をベースにしたインタラクティブなファッション体験を創造する予定』との情報があるようです。
また、GUCCIのデザイナーがデザインしたファッションアイテムをサンドボックス上で販売するかも・・・?といった情報もあるそうな。メタバース上の店舗を開くというのがいちばんありそうなところですが・・・?
BITTIMESのこちらの記事が参考になります。
参加表明している著名人
スヌープドッグ
アメリカの有名ラッパーのスヌープドッグです。
スヌープドッグは自身の「House I Built」という曲のMVをサンドボックスの映像を使って行うなど、かなりの力の入れ込みようです。
このスヌープドッグのLAND、「スヌープバース」でスヌープドッグはコンサートなどを行うとしています。動画を見ると、パーティスペースがあってコンサートホールがあってリムジンが走っていて、、、とイメージが膨らみやすいです。
また、このスヌープバースにゲーム内で隣接するLANDがオークションにかけられたところ、5000万円程度で落札されたことでも話題になりました。
なお、サンドボックスHP内にも公設のスヌープドッグのページがありますよ。
ジャミロクワイ
ジェイケイがサンドボックスでバーチャルインサニティのPVの後にマリオみたいなことやってます笑
ジャミロクワイはサンドボックス内に音楽愛好家がデジタルでつながることができるパブリックスペースを開設しようとしているみたいですね。もしかするとスヌープドッグのように本人も来たりするのかもしれませんよね。
コラボを発表しているサンドボックスの親会社アニモカブランズの記事はこちらです。
ゲーム業界
スクウェアエニックス
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」のスクウェアエニックスです。
スクウェア・エニックスは「Dungeon Siege(ダンジョン シージ)」というゲーム世界が体験できるLANDを運営していくようです。まだ様子見ってことですよね。
また、単独での出資額は不明ですがスクウェア・エニックスは他2社の企業と合同でサンドボックスの開発に対して2億2000万円相当の出資を行っているそうで、ブロックチェーン技術を使ったゲームに対して今後取り組みを進めていくといった発言もしているそうですよ。
MOGUVRの紹介記事はこちらです。
UBISOFT
「アサシンクリード」や「ファークライ」などが有名なフランス大手ゲーム会社UBIソフトは自社ゲームの「ラビッツ」のサービスを展開するようです。
BITTIMESのこちらの記事が参考になりますよ。
ATARⅠ
アメリカの超老舗ゲーム会社、ATARIは仮想テーマパーク、「ATARILAND」の建設を予定しています。
提携に関するサンドボックスの親会社アニモカブランズの記事はこちらですよ。
香港メガシティ
この記事の最後には、香港のメガシティを紹介しようと思います。
はじめに書いたようにサンドボックスは香港企業のプロジェクトです。地元香港からは、メガシティという名前でゲーム内に街を作る計画が進行しています。
このメガシティ内だけで香港の企業が多数参加しており、それぞれが独自のサービス展開を予定しています。
地元香港のメガシティはサンドボックスの世界の縮図になっているのじゃないかとぼくは思っていますよ。
香港メガシティ内のアトラクションパークなど
香港のアトラクション、動物園などの複合リゾート施設Ocean Parkが運営するアトラクションパーク。
香港の老舗のゲーム会社Gameoneが運営する香港パビリオンやコスプレシティ。
ゲームクリエイターであるマーティ・ウォン氏は九龍城などの4つのエリアで構成される遊園地を開発。
香港を拠点とする人気のイラストレーターであるDREAMERGOは、自身の世界観をもとにしたファンタジーパークを建設する予定です。
香港メガシティ内のショッピングモールなど
香港の大手ホテル運営会社であるRegal Hotels Groupが運営するゲーム内のショッピングモールやバーチャル教室。
音楽プロデューサーであるDough-Boy@BlueArk氏はパブリックスペースを開発。
香港メガシティ内の娯楽・教養施設
投資・運用機関であるTIMES CAPITALが運営する映画館や博物館。
香港の教育・情報テクノロジー企業EVI Services Limitedが運営する図書館や学生向けの職業ロールプレイングゲーム。
ここに挙げた例はほんの一部なのですが、この時点でもう完全に街なんですよね・・・。
詳しくは アニモカブランズの HP 「The Sandbox Announces Multiple Hong Kong Partnerships to Create Mega City in the Metaverse」、
BITTIMESのHP「The Sandbox:香港の有名企業・著名人が集結する「Mega City」のLANDセール開催へ」などで確認することができますよ。
ひとまずのまとめ
多すぎてまとめられないです笑 こんなふうにみてみると、サンドボックス、ひいてはメタバースがどんなことをやろうとしているのかなんとなくわかってくるのではないでしょうか?
サンドボックスだけで時差を利用して年始のカウントダウンをニューヨーク、渋谷、香港と三回楽しめるんじゃないか?なんてことをぼくは考えています笑
企業側から考えたサンドボックスの参入については、企業への信用といったものよりも単純に企業側からみた利益が関係している気はしないでもありません。ここで失敗しても企業側からしたら撤退すればいいだけでイメージダウンなどがあるわけではないと思います。
とはいえ、これだけ多くの企業が参加しているのはメタバースの中でもサンドボックスの将来性に期待しているところが多いのだとぼくは考えています。
数あるメタバースのプラットフォームの中でこれだけ多くの企業の参入を得てしまった以上、他のメタバースに参入するよりも有名で活気のあるところに参入するほうが企業側にとって利益が大きい以上、今後もこの傾向はつづくのではないでしょうか。
結局のところメタバースなんてものはただの風呂敷で、そこに人が集まる仕組みでしかないんだと思っています。ただ、人が集まりさえしてしまえばそこではきっとなんだってできるんじゃないかと。
この記事ではサンドボックスのゲームそのものに一切ふれることができなかったので、また別の記事でそのあたりを紹介できたらと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (3件)
That is a very good tip especially to those new to the blogosphere.
Short but very precise info… Thank you for sharing this one.
A must read article!
Thank you for giving a wonderful comment!
now I’m studying about METAVERSE and THE SANDBOX GAME,
so, I’m keeping to write a new article,
I’m happy you come back to my blog. thanks!
It’s really a great and useful pieche off information. I am satisfied that you shared this uuseful inhfo withh us.
Please eep uss upp to datee likee this. Thank you for sharing.